結婚とはなんだろう ***
ドラマや映画で、外食の多いひとり暮らしの独身男子に対して「あんたも早くいい人見つけなさいよ」と年配女性が意見するシーンがたまにあります。昔の、寅さんなんかによくあったような気がしますが、数年前のドラマでも見かけました。
これは「女性は家事をして旦那さんの面倒もみるものだ」という決めつけ(?)を象徴するセリフですよね。
私も若いときなら「大好きなダーリンに美味しいものを作ってあげたい!」と頑張ったこともありますが、それは例えば会社の懇親会を企画するのと同様の気合なだけで、これが日課となると負担に変わってきました。特に休みの日は3食作るわけで、朝ごはんが終わったと思ったら次は昼ごはんの支度に取り掛かかるというヘビーローテーションで一日中ごはん作っている感じでした。あと、栄養面や同じものばかり作らないようにメニューを考えるのも大変ですよね。
働いていると、女性の私だって誰かにご飯を作ってもらいたいです。
結婚とは何か。
国の仕組みからすると「国民を管理しやすい形態」。
男性からすると「家事と育児と自分の面倒をみてくれる女性と暮らすこと」。
女性からすると…?
結婚のメリット、デメリット **
結婚にも良い面と困った面がありますね。
とりあえず思い浮かぶのは、次のような点です。
結婚のメリット
- 好きな人と暮らせる
- 堂々と子供が産める
- 家での会話がある
- 一緒に旅行などのイベントを共有できる
- 何かあったときにお互いに支えあえる
- 先にパートナーがなくなった場合、保険金が入る
結婚のデメリット(リスク)
- 自由が限られてくる
- パートナーと折り合いをつけるために自分を抑える必要がある
- パートナーに不満があっても我慢しなければならない
- 不満を我慢できず口にすると相手の性格や虫の居所によっては喧嘩になる
- パートナーが自分の信頼を裏切る行為をするかもしれない
- 子育ての意見が食い違うかもしれない
- 自分は仕事と家事と子育てで大変なのに協力してくれなくてイライラするかもしれない
- パートナーが寝たきりになったら介護をしなければならない
- パートナーの親が要介護になったら自分が介護しなければならない
- 気が付いたらすれ違いが多くなり、幸せを感じることがないが子供がいるので別れられないかもしれない
- 見た目が劣化して嫌悪感を感じるようになったが子供がいるので別れられないかもしれない
- 夫婦でいても年々それぞれ成長し、気が付いたら価値観や気持ちが離れてしまっていて2人でいても孤独感を覚えるかもしれない
- 一緒にいることにより不幸感がアップしてしまうかもしれない
- 例えばパートナーが浮気をした時、それを許したとしてもお互いのバランスが崩れてパートナーにプレッシャーを与えながら一生を終える可能性がある
- 所詮、他人だと実感することがあるかもしれない
デメリット(リスク)のほうが次々と思い浮かんでしまいましたが、実際はずっと心から寄り添いあって老後を迎える夫婦もいらっしゃるので、あくまでも可能性ということで。つまり結婚は長い期間をかけた「賭け」とも言えそうですね。
老後のその先 ***
結婚したことがない場合、若いうちだと結婚が幸せの象徴のように思えて憧れますが、少し歳がいってくると、幸せのためというより老後のために結婚したくなる人も多そうです。ここ近年「熟年結婚」がメディアで取り上げられたりしましたが、まさにそれですね。
でも、先ほどリストしたデメリット(リスク)からすると逆に老後のことを考えて、あえてひとりでいるほうが、もしかしたら安全で幸せかもしれません。
*あくまでも個人の見解ですので「そんな考え方もあるのか」程度にご覧いただければと思います。
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